よくある質問Q&A

Q1 居合とはどんな事をするのですか?

居合は剣道のように相手と対戦する武道ではなく、形(かた)と呼ばれる想定された刀法を稽古するものです。
この形の稽古の前には基本的な刀の振り方を覚えます。
初心者の指導では最初に、ゆっくりとした足の運びやゆっくりとした刀の振り方について指導を受けます。

Q2 試合はあるのですか?

試合はあります。戸山流福岡県連では毎年開催される福岡県大会、九州大会に出場しています。
試合出場は任意出場ですので、強制されることはありません。
試合形式は主審1名、副審2名の前で2名が定められた形(かた)3本を演武して、その優劣を競うものです。
居合の練度はこの試合で発揮されるといっても過言ではありません。
3年に一度全国大会にも出場しております。

Q3 道具はどんなものが必要ですか?

袴(はかま)の上下(2万円くらい)と居合帯(3千円くらい)が道着として必要です。
刀は、居合刀(3万円から6万円くらい)という模擬刀を初心者の内は使用します。 足袋の着用は自由です。

Q4 女性でも居合はできるのですか?

良く聞かれることですが、女性剣士は大勢います。
武道にあこがれる方や姿勢を良くしたい、運動不足を補いたいなど理由は様々ですが、年齢層も広く10代から50代まで参加されております。

Q5 練習に行ける時とそうでない時があるのですが?

社会人や学生でも時間が制限されることも多々ありますから、自由にして頂いて結構です。
練習に行けない場合、特に連絡する必要はありません。

Q6 将来転居する事になりそうです。転居先でも練習できるでしょうか?

戸山流は日本中に展開しておりますが、津々浦々とまではいきません。
転居先に近い連盟や道場を紹介する事は可能です。

Q7 剣道や他の武道の経験がなくても居合はできるのですか?

できます。会員の中には各種武道経験者やスポーツ経験者もおりますが、基本的にはそれまで刀や竹刀など握った事が無くても始める事が出来ます。
武道経験をお持ちでない方のほうが、固定観念が無くて伸びる人が多いように思わ れます。
大事な素養は、腕力や技量では無く「素直さ」だと思います。
もちろん年齢も性別も問いません。

Q8 身体が不自由なのですが居合には興味があります。少しでも始める事は出来ますか?

一度見学に来て下さい。障害の程度によって検討する必要があります。
私達は、健常者だけではなく障害者の方にも居合道を経験していただきたいと考えています。
まずはあなたと出会う事を大事にしたいと思います。

Q9 武道系は上下関係がうるさいと聞いていますが?

基本的に段位の上下という中においては序列があります、武道である以上蔑(ないがし)ろに出来ない事です。しかしながら、段位の上のものが常に威張っていて下のものがひれ伏すような性格のものとは 対極にあります。
大事なことは、上下関係にも増してお互いの信頼関係が築ける事であり、またそれが 出来ることが居合道人として 必須である事はお分かり頂けるものと思います。

Q10 会費が安すぎるようですが、本当ですか?

当連盟は営利を目的としておりません、基本的な考え方として必要最低限度のコストで 運営を行なっています。
会費は年会費で大人なら3,000円、高校生以下は1,200円です。
これ以外に費用が 発生するとすれば昇段 審査を受審したり、試合に参加したりした場合の費用となります(大きな金額ではありません)。
各支部で練習場などの状況から支部費は別途必要になる場合もありますが、年間1,000円から2,000円程度です。
会費が安いのは、できるだけ多くの方々に少ない費用で居合道を続けて頂きたいという理由だけです。
特に援助団体も無く、物品販売で補うなどの行為も全くありませんのでご安心下さい。

Q11 戸山流居合道は抜刀道と同じですか?

当連盟は、戸山流抜刀道とは異なる団体です。戸山流は旧日本陸軍戸山学校が 発祥の地として 当時戸山学校で活躍された先生方が戦後に多くの流派や団体を創始されました。
私達の連盟もその中の一つですが、既に戦後約60年を過ぎようとしている現在に至っては、類似する 部分もあれば大きく異なる部分もあるように思われます。

Q12 支部会員としての練習日程とは別に他の支部で練習することは可能ですか?

可能です、何も問題ありません。
会員の中には各支部の練習日程に合わせて練習場を渡り歩いている者もおります。

Q13 他の武道を続けながら戸山流居合道の入門は可能ですか?

可能です、何も問題ありません。
当連盟の会員の中には剣道、柔道、空手、古流居合、合気道など各種の武道と併行して修練されている方々が多く在籍されております。