理事長挨拶

戸山流居合道 福岡県連盟 理事長
 大野 正信(範士八段)


kadokawa

武道愛好家の皆様、当ホームページをご覧いただき有難う御座います。
当ホームページを見られたということは、居合道あるいは日本刀に感心をお持ちか少なくとも日本武道に興味をお持ちのことと思います。

武道と考えると何かと堅苦しく考えがちですが、実際に始めてみればそんなことはないことが分かると思います。

 当連盟の戸山流居合道は、理に適った居合(そもそも居合は理合とも言い、理に適うのが当然ですが。)であり、言い換えれば実戦的とも言えると考えています、「立ち技」が主体であり望むならば庭先で運動靴にて自ら研鑽しつつ稽古することも出来、継続的かつ軽易に修練に励むことが出来ると思います。

 「刀をもって剣技を奮うことが居合道ではなく、一刀をもって心身を鍛練し、常に正義の心をもってあらゆる不測事態に的確に対応できる健全な心身を生涯を通じて育成することが居合道の修練である。」と考えております、しかしながら

 「居合の生命は、必殺の抜き付けと斬り付け(斬り下ろし)であり修練に当たっては、常に敵を想定し理に適う剣技をもって施術しなければならない。」

このことを忘れて修練してもそれは体操であり踊りでしかなく、一撃必殺の気概があるからこそ、刀の素晴らしさと恐ろしさが解り、また、刀への信頼感が得られるのです。

とは言え、難しく考えることなく当初は「居合道とは、日本刀(居合刀)を用いて心身を鍛練する体育であり、刀の操法修得の教えである。」と理解して前述のとおり、庭先で運動靴で、個人の体力・時間・練度に応じて、まずは体育として健康の維持・増進を図り、次いで武道として心身の鍛練、特に「礼と節」に励むくらいの気持で居合道に取り組むのも良いのではないでしょうか。

と、勧めておきながら当HPの支部紹介でお分かりと思いますが、皆様のお近くに当流の道場・稽古場が無い方が大半であろうことを深くお詫び申し上げます。

居合道々場紹介のHPもありますので確認していただき、当流にこだわることなく興味がお有りなら近くの道場を訪ねてみられては如何でしょうか、勿論、当戸山流居合道へ参加可能な方は歓迎いたします、遠慮無くご連絡をお願いいたします。

以上 諸先輩剣師の教えを基に。